HOME
NEWS
WORKS
2024.10
2024.10.14 23:00
歌人/鈴木智花
貝殻に繋げば握りかへされてしづかな秋の波音聞こゆ/鈴木智花
2024.10.14 15:00
歌人/さんそ
タンカーは過ぎて鰯の群れが行く 風も乾いて待ち人来たる/さんそ
2024.10.14 11:00
歌人/日下一行
満月を見上げて祈る祖母の顔思い浮かべて白玉粉練る/日下一行
2024.10.14 07:00
歌人/かきもち もちり
瓶は空金木犀のジャムが舞う紅茶を飲んできれいに洗う/かきもち もちり
2024.10.14 05:00
歌人/カワシマサチヨ
知らぬまに秋風は立ち気がつけばあなたの背なははるか遠くへ/カワシマサチヨ
2024.10.13 23:00
歌人/佐薙ナギ
どうしても人肌を恋う季節なり夏に流した汗水の分/佐薙ナギ
2024.10.13 15:00
歌人/河原こいし
チョコレートコスモスの花 色よりも香りは過去に親しいらしい/河原こいし
2024.10.13 11:00
歌人/一ノ瀬美郷
水平線がかすんでしまう晴れわたる午後四時半の日のやわらかさ/一ノ瀬美郷
2024.10.13 05:00
歌人/碧乃そら
日当たりのよいベランダで羽休めしてゐる蝶がふるはす秋の律/碧乃そら
2024.10.12 23:00
歌人/はゆき咲くら
あるはずのない約束を記憶から消そうと舗装してゆく道々/はゆき咲くら
2024.10.12 15:00
歌人/吉田 岬
背を超えて虎杖はゆく竹槍が目指した空を貫きながら/吉田 岬
2024.10.12 11:00
歌人/ユミヨシアユム
「さようなら、夏」手も振れず名も呼べず 夕焼け少し切なくなって/ユミヨシアユム