-夏の詩- 吉田岬


夏の詩

犬として 育った猫は

よろこびから 尻尾振るだろう

シリウスは いちばん明るいあの星は

夏の太陽に隠されて 冬まで空には戻らない

よろこびやどんな種類の明るさも 

影をつくらないということはない

          -吉田岬-



歌人の吉田岬さんには、巻末の作者一覧の上を飾る夏の詩もご寄稿いただきました。

ご参加いただけるお話となってから、岬さんの詩が綴られるような気がしていました。


夏には、熱いだけではなく、その反対の冷たい側面があるんだよ

夏の準備がまだできていない、あるいは、できそうもない人もいるんだよ

そうした優しい思いやりを感じました

夏を迎えるのに戸惑っている方々に、ぜひ読んでほしいなと

作品をお預かりしたときに思いました。


ぜひ、ご感想を事務局までお寄せください。

もちろん、作者様ご本人とご連絡取れる方は直接にて。

こちらの作品は、じつは、ある舞台女優さんが手に取られています。


これ、持ちかえってもいいですか?と私に訪ねられたので、

どうぞといって、短歌お好きですか?と伺うと、

この詩がとてもいいなと思ったのでと言ってくださいました。


店頭配布はかげさまで配布終了となりました。ありがとうございました!

ネプリもセブンイレブンは明日までとなっております。

手元に三つ折りのリーフレットとして保存されたい方はネプリをお忘れなく。

世の中には多くの素敵な作品があります。

その中で、あなたの目に留まる

気になる作品と出会えますように(短歌と占い事務局)。

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